NPO法人 こどもの広場もみの木は「もみの木園」「もみの木クラブ」という
2つの団体から成り立っています。もみの木園は2才から6才(就学まで)の
子どもたち。もみの木クラブは小学生・中学生・高校生。合わせて2才から18才
のいわゆる”子ども時代”に生きる人たちがつながって育つ”こどもの広場”です。
【組織概要】
もみの木園・もみの木クラブの事業をするために、
毎年通常総会で理事を選出します。
理事会では保育内容や運営方針を審議します。
もみの木園の保育をすすめるための組織
1.保育運営会議:
保育者と親の代表者が月に一度保育運営について話し合います。
2.懇談会(子どものいる暮らしを拓く学習会):
保育からの報告をもとにして子どもたちのこと、育児の課題について話し合い
”一緒に子育て”の中身を深めます。
3.保育者会議:
保育実践から子どもたちの今を確かめ子どもたちに
どんな協力ができるかを問い合い、子どもたちと共に歩む力を養います。
4.こっこの会:
もみの木園の子どもを通わせている親の会。
共同運営ですからみんなで少しずつ力を出し合って係活動をしています。
親同士連携して保育を支えていくことが大切だと思っています。親睦会もします。
~もみの木クラブの活動をすすめるために~
5.クラブの会:
子どもたちの活動を応援するおとなの会。
もみの木クラブの活動・運営は子どもたちが主体で行います。
1998年4月、6人のお母さんとひとりの保育者が手をとり合って幼稚園をつくり、
7人の子どもたちが生活を始めました。障害をもつ子どもたちも一緒でした。
”青空保育”を思い描いたお母さんたちは、仲間としてつながった子どもたちの
関係を途絶えさせることなく、これからも子どもたちを一緒に育てていこうと
願ってもみの木園を誕生させました。
7人の子どもたちはいつも「このメンバーでいっしょにできることは?」と考えながら
あそびを生み出し毎日をつくっていきました。
障害をありのままに受け入れとことんつき合い、お互いを引き受け合って一緒に生きる、、、
そんな子どもたちの関係性、集団のあり方は以来ずっともみの木園の保育の核になっています。
~もみの木園と名づける~
”もみの木”という名は絵本「もりのてがみ」(片山令子/作、片山健/絵 福音館書店)
に由来しています。
この絵本の大きなもみの木は、森の真ん中に、みどりの枝を広げて立っていました。
森の近くに住むひろこさんは、冬の間、ともだちに手紙を書いてもみの木にさげておきました。
このもみの木の下でみんなであそんだからです。
りす、とかげ、のうさぎ、ことりたち、そしてもみの木に宛てた手紙を、
ひとつもぬらしたりやぶいたりすることなく守りぬき、ひとりひとりに届けたもみの木。
ひろこさんの手紙にはどれも「はるになってもりにすみれがさいたら、
このもみのきのしたでまっています」と書いてありました。
春になってすみれが咲き大きなもみの木の下にはみんなが待っていました。
なんてすてきな光景でしょう。
そこに子どもたちの姿がピタッと重なりました。
”私たちの幼稚園は、子どもたちの待ち合わせ場所があれば、そこから始められる!”
これから始まる幼稚園のかたちが見えてくるようでした。
仲間と出会うための待ち合わせ場所として森の真ん中に立ち、子どもたちを
いつでも迎え、人と人とのつながりを守りぬく大きなもみの木のような幼稚園に
なるようにとみんなの願いを込めて「もみの木園」と名づけました。
もみの木園のクラスの名前も、この絵本のもみの木にやってくる”うたのすきな
ことりたち”にちなんでことりぐみ(2才~4才児クラス)と、「もりにすみれが
さいたら、、、」とひろこさんとともだちの約束の時にちなんですみれぐみ
(5才・6才児クラス)と名づけました。
【定例活動 】
★ちいさいことり&ちゅうくらいのことり
活動日:月・火・木 9:00~13:30
★おおきいことり&すみれぐみ
活動日:月・火・木 9:00~13:30
水・金 9:00~14:30
【活動場所】
舞岡公園、千秀センター、横浜自然観察の森,その他
- 4月 新年度 はじまりの会
- 5月 梅もぎ・梅ジュースづくり(すみれぐみ)
- 6月 森のようちえんワークショップ、刺し子花ふきんづくり(すみれぐみ)
- (5月~6月)
- 7月 夕涼み会(OBも参加)
- 10月 運動会
- 11月 上郷森の家 お泊り会(すみれぐみ)
- 12月 クリスマス会(すみれぐみは影絵出演)
- 2月 てんてんてんらんかい
- 3月 もりずかん制作(すみれぐみ)、卒園旅行(すみれぐみ)、修了式・卒園式